「マーマーマガジンフォーメン 第3号」(税込972円)を池袋ジュンク堂書店で買いました。「わたしの手帖」にも載っていますが、マーマーマガジンが置いてあり、見つけやすいです。
マーマーマガジン本体は、詩とインタビューの本にリニューアルし、「まぁまぁマガジン」と、ひらがな表記になっています。ちらっと立ち読みしたのですが、詩に興味がないのもあって、スルーしました。いつか、読みたくなったら読もうかと。
マーマーマガジンフォーメンは、創刊号と第2号も読みましたが、男性版の方がしっくりくるのはなぜだろうかとも思います(^_^;)
やっぱり女子力が低いからでしょうか・・・?!
表紙はヤギの「こはむ」ちゃん
表紙に描かれたヤギがカワイイです。高橋将貴さんの絵です。
居相大輝さんのヤギの「こはむ」ちゃんです。
ポストカードも付いていました。
裏表紙はこんな感じです。
中島正さんのシンプルな思想
追悼特集は、「中島正 思想入門 みの虫生活のすすめ」となっています。
中島正さんは岐阜県下呂市で自給自足の小農暮らしを実践した方です。平飼いの自然卵用鶏の先駆者でもあります。
2月に96歳でお亡くなりになりました。
中島さんの思想がイラストで紹介されていて、分かりやすいです。
服部みれいさんによる、2015年の夏と秋のインタビューも掲載されています。
みの虫生活のすすめ
中島正さんの著書「都市を滅ぼせ」には、
「都市化が都市の人々を滅ぼす。独立農民=みの虫となり民族皆農することで、これを回避でき、自然と人とが永続する。」
と書いてあるそうです。
都市から離れて、自給自足をするには、下準備は必要なく、初心者の方がうまくいくと書かれています。自分の食い扶持をつくるだけなら◯◯農法をわざわざ習う必要もないそうです。
自然卵養鶏で現金収入を得ることをオススメされています。
人のために食べものをつくらない
一番印象的なのは、
他人のために食べものをつくらない
ということです。
みんな一人ひとりが自分のために食糧を生産すれば、人のためにつくる必要はない
そうです。
人のために作ると、農薬や化学肥料が必要になってくるそうです。
自分より、まず他人のためにと考えがちですが、やっぱり自分がしあわせになることが大事なんだなと思います。服部みれいさんも、不食の秋山弁護士もそう言っています。
安藤昌益の思想
中島正さんは江戸時代の思想家・安藤昌益の思想に傾倒されていますが、
思想に関することはいわない。いったらきらわれるばかりです。
というのも参考になりました。自分の良いものは語りたくなりますが、黙っておくのがいいですよね。私はついついしゃべってしまって、失敗ばかりしています。
自給自足生活に憧れ
私は完全に都市生活者ですが、自給自足に憧れています。若いときほど都市で暮らし続けたいと思わなくなりました。
すぐには実践できませんが、いずれはやってみたいです。素人でも始めやすそうだし、中島正さんの本や生き方がとても参考になりそうです。
居相大輝さん
京都府福知山でみの虫的生活を実践している居相大輝さんが紹介されています。居相さんは「iai」というブランドのデザイナーです。
まだ25歳と若いのに、立派だなぁと思います。
第3号も充実した内容で、良かったです。