「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」を読みました

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昨年末に、自分がHSPだと知りました

イルセ・サン著「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」を読みました。

この本は、「とても敏感な人」(HSP:Highly Sensitive Person)ならびに程度の差はあれ繊細な心の持ち主である人々に向けて書かれたものです。

Highly Sensitive Personの特徴

HSP(Highly Sensitive Person:とても敏感な人)は、エレイン・アーロン博士が提唱し、病気ではなく、タイプ分けしただけだそうです。

第1章 鈍感な世界に生きる「敏感な人」とは
第2章 「敏感な人」が抱えやすい心の問題
第3章 「鈍感な人たち」とうまく付きあうには
第4章 「敏感な自分」とうまく付きあうには

遺伝的要素が大きいそうですが、私は母から受け継いだと思います。

動物にも当てはまるそうなので、うちの猫のたまきもHSCだなと思います。
>>>とても敏感な猫

自己評価が低い

「内向的な人や敏感な人の多くが、自尊心の低さに苦しんでいる」
とありますが、たしかに自己評価が低いです。自分で自分を褒めることが難しいです。

敏感な人の多くは、自己評価が低いのです。

自分のことを「量」ではなく「質」で評価すると良いそうです。

HSPは行動の質が高いので、ほかの人と同じようにたくさんのことができなくてもいいのです。

一度に多くの情報を吸収

第1章には、HSPの能力が1から7まで書かれていますが、3と4以外は完全に当てはまります。

・HSPの能力1 一度に多くの情報を吸収できる
・HSPの能力2 音やにおいなどの微細な違いも察知できる
・HSPの能力3 ゆっくり、深く多角的に考えられる
・HSPの能力4 とても慎重で、危機管理能力が高い
・HSPの能力5 共感力が高く、気配り上手
・HSPの能力6 誠実で、責任感がある
・HSPの能力7 想像力が豊かで、内的生活が充実している

場の雰囲気とか人の様子とか、受け取る情報が多すぎて、疲れるんです。人より多くのことに気づくので他人に気を使うし、人が多いところや、人と一緒に長時間いると疲れます。なので、ひとりでいる時間が必要です。

音やにおいにはとても敏感です。今の職場では周りの人が氷をガリガリかじる音が気になっている(初めてです)し、先日行ったウェスティンホテルのタバコ臭さも、かなりきつかったです。私は気になっていても、一緒にいる人は気にしていないことがよくあります。

自分で自分を守る

病気ではないのですが、理解されない部分が多く、生きづらさを感じます。
私はよく泣く子供で、感情の起伏が激しすぎると母親に言われていました。
うちの親は長所を伸ばすより短所を直そうとする人たちで、小学校の先生(ベテランの女性教師)も同じ考えでした。

性質なので、身近にいる人には理解してもらうようにするのと、疲れそうな場所には行かないようにして、行ったとしても早く帰るとかして、今後も自分で自分の身を守りたいと思います。

声のメルマガで言うと、ドーパミン指数が低い人はHSPではないかと思われます。服部みれいさん自身、当てはまっているなと思います。

HSPの本を読むのは2冊目ですが、読みやすく分かりやすいです。
敏感なのは自分だけじゃないと分かって、安心します。

HSPの特徴について聞き、うなずき、それを意識した瞬間、涙を流す人が大勢いるかもしれません。
これまで会った多くのHSPの人は、自分がHSPだと知ってからしばらくの間、ぐったりしていたと言います。ずっと自分のことを「欠陥がある」とか「間違っている」と思っていたことがどんなに辛くて苦しいことだったか。時に痛みをともなうこの気づきが、やがて彼らの利益になると、私はどこかで感じているのかもしれません。実際に彼らは、自分らしくいる大きな勇気を得ています。

HSPのチェックテストと、HSPのためのアイデアリストも載っています。