坂口恭平さんの「よみぐすり」を読みました

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坂口恭平さんがTwitter(@zhtsss)でつぶやいたことを抜粋してまとめてある「よみぐすり」を読みました。

坂口さんはいろんな活動をされていますが、自殺したい人からの電話を受ける活動をされています。どうすれば死なずに済むかということを書き発信されています。

私も定期的に鬱になりますが、死が怖いし愛猫がいるので自殺はしません。

鬱じゃない状態で読んだのでこの本の趣旨とは違うと思いますが、私が特に気になったフレーズを引用し、思ったことを書いていきます。

やる気ってやりたくないことをやる時にだけ必要なので、やりたいことをやる時にはやる気はいらないです。
自然とやるから。

私は木彫りをしていますが、自然とやるので「やる気はいらない」と言うのはよくわかります。やり始めたらちゃんとやるので、やるかやらないかなんですよね。

抵抗しない。言いなりにならない。指摘されても右から左に聞き流す。でも無視しない。相手の忠告を否定しない。全肯定し、ごもっともですと純真無垢な目で伝える。決して睨まない。そして、向こうの言い分が終わった時に「それでは失礼します」と言って、離れる。そしてすべてを無視し、やりたいことを続ける。

人の言うことを真に受けないって大事ですよね。私は真に受けるタイプでした。自分に自信がないので、人の言うことの方が正しく思えていました。
自分で決めることを始めたので今は大丈夫です。ただ、人に言われたことが気にならなくなるまでに時間がかかってしまうので、もっと聞き流せるようになりたいです。

言いたい人には言わせておけばいいし、相手を尊重して、ジャッジしない姿勢でいたいです。
私は目つきが悪いので、睨んでるように見られないように気をつけないとです。

親は子にあれしなさいこれしなさいと言うけど、それは一つも意味がないと僕は思っている。僕が伝えたいのは、これが楽しいんだよ、こうすると人が奇跡的に喜ぶんだよ、ということだけだ。楽しいことはとことん伝えたい。楽しいことを知らない大人ばっかりの世の中だから、まじで楽しむことを覚えた方がいい。

親子関係って厄介なものだなぁとつくづく思います。うちの両親はすでにいませんが、小さな頃から自分に良い影響を与えないと思っていたので、大学生のときから一人暮らしを始めて距離をとっていました。善良でしたが、価値観があまりに違ったのと、子供を褒めないので自信が持てず、親の影響から脱するのにずいぶんと時間がかかりました。

親と子では時代も考え方も違うのに、なぜ古い教育方針に従わないといけないんですかね。うちは家父長制だったので、早く家を出て自立したいと思っていました。育ててくれたことには感謝しています。反面教師となってくれました。

親が言うことは意味がないと私もそう思います。ただ、言いたくなるのもわかります。子供はいませんがペットはいるので、コントロールしたくなってしまうんですよね。

彼(=パートナー)の姪がふたりいて、遊びに行くと毎回喜んでくれるんです(子供好きでもないのになぜか好かれている)が、その子たちにとって自分が面白い大人でいられたらいいなと思っています。

ストレス溜め込んでいるみんな、やり方間違っていると思う。やりたくないことやらないでいたら、ストレスなんかないもんなあ。「ストレスってなに?」って感じ。ストレスっってあるものだという固定観念がみんな強いなあ。ストレスってただの「やりたくないのにやってる」ってだけだよ。きっと。

ストレスって便利な言葉ですよね。西洋医学だと原因がわからなかったらすぐストレスって言いますし。たしかに、やりたくないことをやらないでいたら、ストレスはないです。人生は短いので、嫌なことをやっている時間なんてないんですよね。私も気づくのが遅かったですが、嫌なことはやらないようにしています。

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